ミサワホーム(株)は7日、国土交通省が認定する「エコレールマーク」を住宅業界では初めて取得した。
エコレールマーク制度は、トラック輸送から環境に優しい鉄道貨物輸送に切り替えるモーダルシフトにより、CO2排出量の削減など環境負荷低減に向け、地球環境問題に積極的に取り組んでいる企業やその商品を認定するもの。2005年4月から参加企業の募集を開始、今回第8回目では2企業・2商品が認定され、累計31企業・8商品となった。
同社では、環境推進への取り組みとして、01年に策定した新5ヵ年計画のグループの生産活動のうち、輸送におけるCO2排出量を5年間で15パーセント削減する目標を掲げていたが、今回認定されたモーダルシフトの推進等の成果により、05年度で693キログラム‐CO2/棟となり、2000年度比で約18パーセントの削減を達成。具体的な実施施策は、住宅部品・材料の工場への調達輸送をトラック輸送から鉄道貨物輸送に切り替えたことで、鉄道貨物輸送の比率は05年度実績で41.1パーセント(数量×距離の比率/500キロメートル以上の陸上貨物輸送)となっており、「エコレール」の企業認定基準である鉄道貨物輸送率15パーセントを満たした。
今後、「エコレールマーク」をカタログ、環境報告書、ホームページに表示する等で、企業としての姿勢を提示するとともに、継続して環境活動に積極的に取り組んでいくとしている。