(株)アパマンショップホールディングスは20日、「2006年9月期決算」を発表した。
当期(2005年10月1日~06年9月30日)単体業績の売上高は126億5,100万円(前期比▲2.5%)、営業利益は14億2,400万円(同51.2%増)、経常利益は17億2,300万円(同96.5%増)、純利益は49億2,500万円(同927.5%増)。
連結業績の売上高は497億7,100万円(同▲19.4%)、営業利益は35億6,200万円(同82.6%増)、経常利益は43億5,400万円(同72.4%増)、純利益は11億4,800万円(同▲29.9%)となった。
セグメント別には、不動産情報ネットワーク事業の賃貸斡旋FC(フランチャイズ)事業において、アパマンショップ店舗での顧客満足度を向上すべく、毎月賃貸学校(研修サービス)を開講し、これまでに500人超が修了。同時に、「顧客視点調査(覆面調査)」も全国規模で実施、接客応対の向上に注力した。
また、かねてより開発を進めていた店舗オペレーション業務の効率化・ビジュアル化を実現する新オペレーションシステム(AOS)を06年10月より本格導入し、全国のアパマンショップのデータベースを一元化した。
これらの取り組みの結果、期末時点の加盟契約店舗は904店舗(直営店含む、前期末比73店舗増)となり、売上高は前年同月比6.0%増・45億8,000万円となったものの、ブランド力強化のための広告費増額などにより、5億9,000万円の営業損失を計上する結果となった。
リーシング事業は、期末現在で賃貸管理戸数2万9,895戸(前期末比4,107戸増)、サブリース管理戸数1万6,355戸(同1,136戸増)。売上高130億円(前期比1.1%増)、営業損失21億4,200万円。
一方、アセットマネジメント事業は、投資不動産業務、バリューアップ業務、ファンドマネジメント業務がそれぞれ順調に推移した結果、売上高259億5,200万円(同136.3%増)、営業利益77億5,500万円(同310.3%増)となった。
なお次期は、06年7月の持株会社体制への移行に伴う事業再編を受け、事業区分を変更。連結ベースで売上高550億円(当期比10.5%増)、経常利益60億円(同37.8%増)、純利益30億円(同161.3%増)と大幅な増収増益を見込むとしている。