(株)ビルディング企画(東京都港区、代表取締役社長:中村郁文氏)はこのほど、2006年11月度の全国4大都市圏(東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアのオフィスビルに関する市況をまとめた「LEASING REPORT 2007年1月号」を発表した。
06年11月1日~11月30日までの期間、テナント募集を行なった合計1万1,745棟(東京・神奈川エリア6,069棟)のオフィスビルを対象に調査したもの。
都内主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルの平均賃料は、坪単価2万5,313円と前月比で47円のアップ。平均空室率は2.60%(前月比0.05%上昇)となった。
同社は、募集賃料の現況について「東京都内主要5区では、新築大型ビルの成約は引き続き好調。これに牽引され、周辺の既存大型ビルも賃料の引き上げを行なった結果、市場全体の賃料上昇につながっている。逆に、新築大型案件のないエリアでは競走面から弱く、賃料の上昇も下げ止まり傾向にある」としている。
その他主要エリアのオフィス市況についての詳細は、「ビルNAVI」(http://www.birunavi.com/market/)で公開している。