日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)は12日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)において、第9回目となる2007年度の全国大会を開催した。
開会セレモニーでは、消費者に信頼されるリフォーム業界の健全な発展をめざすとして、木耐協理事長の小野秀男氏や、国土交通省住宅局長の榊 正剛氏が、挨拶。
続いて、独立行政法人建築研究所上席研究員・河合直人氏が「Eディフェンス、実物大の倒壊実験の検証」について、タレント・小林 旭氏が「熟年パワー全開マイトガイ小林旭が語る『人生これからだ!』」、さらに、(株)青山工務店・青山輝雄氏が「『凡事実践』強小工務店が生き抜く知恵と心得」と題した講演を行なった。
また、組合員の活動の中で工夫された耐震補強の技術コンペである「耐震リフォームデザイン&アイデアコンテスト」の結果も発表。今回は、「古い壁を生かし、和のイメージを保ったままで補強を行なったり、古い和風の建物に美しく鉄骨補強を施すなど、レベルの高い作品が多かった」(木耐協技術顧問・安斉正弘氏)としている。
なお2007年の活動については、耐震診断調査データ最新版を発表。さらに、優良リフォーム会社紹介サービスや工事賠償責任保険についてなどが紹介された。