不動産ニュース / イベント・セミナー

2007/1/24

企業の保有不動産運用に関するフォーラムを開催/ARES

第1回目となる「CREマネジメントフォーラム」会場風景
第1回目となる「CREマネジメントフォーラム」会場風景

 (社)不動産証券化協会(ARES)は23日、企業の財務・経営企画担当者を対象に「第1回CREマネジメントフォーラム 企業価値向上とCREマネジメント」を開催した。

 CRE(Corporate Real Estate)とは企業の保有不動産のこと。
 同フォーラムは、企業価値向上のため、企業が事業や財務戦略の一環として保有不動産を戦略的にマネジメントする「CREマネジメント」について紹介するもの。

 基調講演では、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授の川口有一郎氏が「企業価値向上とCREマネジメント」と題し、企業が競争優位性を保つためのCREマネジメントについて解説したほか、「法律事務所によるCRE関連サービスの米国における事例」についてジョーンズ・デイ法律事務所・弁護士の鈴木正具氏が、「M&AとCRE」についてTOKYO企業情報(株)代表取締役社長の古川英一氏がそれぞれ講演した。
 また、後半に行なわれたパネルディスカッション「CREマネジメントの現状と今後の展望」では、モデレーターに(株)KPMG FASディレクターの加藤淳哉氏を向え、基調講演・講演に立った3氏により、地価上昇局面における企業の保有不動産動向といったさまざまな話題について論議が重ねられた。

 なお、国土交通省では、資産総額約2,300兆円ある日本の不動産のうち、法人が所有する不動産は490兆円に上るとしており、前出・川口氏は「この490兆円のうち約100兆円はオフバランス化され、バリューアップされる可能性がある」と指摘している。


動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。