(株)ゼファーは25日、沖縄県糸満市の埋立地「糸満市西崎町 マリノベーションふれあい地区 ホテル用地」の事業地内において、(株)大和地所と共同で公募に内定し、糸満市土地開発公社との間で土地売買契約を締結した。
同プロジェクトの計画地である糸満市は、「ひめゆりの塔」など観光ルートとなる著名な史跡が点在するほか、優良ゴルフ場が集中する沖縄県南部エリアに属し、2007年3月に予定されている豊崎との間のバイパス完成により、那覇空港から車で約15分の距離となるため交通アクセスの利便性の向上が見込まれるなど、非常に優れた立地環境にある。現在南部エリアには本格的宿泊施設が存在しないため、高いホテル需要が見込まれる。
また、沖縄県情報通信産業振興地域に指定されていることから、交通の利便性向上に伴ってIT系企業のオフィス需要やコールセンター開設需要の高まりも見込まれる。
同プロジェクトは、約5万4,800平方メートルの敷地にホテル、コンドミニアム、ITオフィスとコールセンターを建設する大型プロジェクト。コンドミニアム分譲についても、昨今の沖縄県への永住希望者の増加に伴い、需要が高まるものと思われる。
同社は、これまで蓄積してきた住宅・ホテル・商業施設等の流動化・開発ノウハウを生かし、今後も沖縄における事業拡大を推進していくとしている。