(株)不動産経済研究所は15日、2006年における「全国マンション市場動向」を発表した
2006年1年間に全国主要都市で発売された民間マンションは15万5,866戸(前年比▲6.9%)。地域別には、関東地区、北陸・山陰地区、中国・四国地区が増加した一方、首都圏、近畿圏、東海・中京圏、北海道で減少となった。
分譲価格は首都圏平均が4,200万円(同2.2%アップ)、近畿圏平均が3,380万円(同6.8%アップ)で、全国平均は3,560万円(同2.0%アップ)。
事業主別の発売戸数上位は、1位が大京(6,391戸)、次いで三井不動産レジデンシャル(5,935戸)、穴吹工務店(5,810戸)、大和ハウス工業(4,638戸)、住友不動産(3,924戸)となり、大京が29年連続のトップとなった。
なお2007年の発売見込みは、全国で約16万4,000戸(06年比5.2%増)。首都圏8.2万戸(06年比10.1%増)、東海・中京圏1.2万戸(同17.0%増)でプラスに転じるほか、近畿圏3万戸(同▲0.5%)でも下げ幅が縮小する見込みとなっている。
また同社では、2007年の傾向として、大都市圏、地方圏でも都心化・大規模化・超高層化が進むと見ている。