不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、首都圏における2006年1年間の賃貸物件市場動向を発表した。
同社への2006年1年間の賃貸物件登録数は、居住用が65万7,262件(対前年比▲4.6%)となり、11年ぶりのマイナスとなった。一方事業用は5万8,646件(同▲11.2%)で、4年連続のマイナスとなった。
1平方メートル当たりの登録賃料の首都圏年平均は、マンションが2,608円(同▲0.2%)、アパートは2,039円(同▲0.9%)。1戸当たりの 登録賃料の首都圏年平均は、マンションが10.37万円(同▲0.8%)、アパートは6.24万円(同▲2.1%)であった。
居住用賃貸物件成約数は13万1,313件(同▲3.9%)で、4年連続の前年割れとなったが、新築マンションの成約は堅調な推移。成約の中心はシングル向け物件で、マンションはファミリー向けに回復の兆しがあるとしている。
また、1平方メートル当たり成約賃料の首都圏年平均は、マンションが2,612円(同0.1%上昇)、アパートは2,124円(同0.3%上昇)。1戸当たりの成約賃料の首都圏年平均は、マンションが9.85万円(同1.2%上昇)、アパートは6.42万円(同▲0.7%)。平均面積はマンションが5年ぶりに拡大、アパートは7年連続の縮小となっている。