旭化成ホームズ(株)は、ユーザーの建替えニーズ掘り起こしを目的にした営業戦略として、「街かどヘーベルハウス」の展開を強化する。
「街かどヘーベルハウス」は、既成住宅街の標準的敷地を取得し、街並みに合うリアルサイズの建物を建築。着工から竣工までを周辺住民に公開し、周辺部の建替えニーズを活性化する取組み。完成後は3ヵ月~1年にわたりモデルルームとして公開・展示を行ない、最終的に建売住宅として、希望者に売却する。建物建設現場を公開することで、同社の考える「ロングライフ住宅」に対する理解を深めてもらい、建替えの動機付けとするのが狙い。
同社は、この事業を2003年度から開始。これまでに都内中心に21ヵ所に建設した。今後は、07年度上期までに全国50ヵ所に建設。同年度内に約100ヵ所で公開、販売を行なう。将来的には、常時約100ヵ所を公開しながら、年間約200棟を販売する予定。
また、併行して「街かどヘーベルハウス」を訴求するTVCMを放映。自社ホームページ内にも、専用コンテンツを設置するほか、建設中の現場でも専用ロゴ入り養生シートを使用するなどのプロモーションを展開していく。