(株)不動産経済研究所は15日、首都圏分譲マンションの価格推移と今後の見通しを発表した。都内11ヵ所、神奈川・埼玉・千葉からそれぞれ3ヵ所の合計20ヵ所について、2004年~2006年の分譲マンション平方メートル当たりの価格の推移と、「新価格」と呼ばれる今後の価格見通しを予想したもの。
調査した20ヵ所のうち、2006年のマンション価格が04年より安い場所は1ヵ所もなく、16ヵ所が2ケタアップとなった。最も値上がりしていたのは「青山」の182.5万円(68.5%アップ)。以下「目黒」121.4万円(53.0%アップ)、「相模原」50.9万円(34.6%アップ)、「北千住」55.3万円(23.7%アップ)、「柏」53.7万円(23.7%アップ)と続く。
一方、「新価格」については、「06年比40%アップ」と予測したのが7ヵ所、「30%アップ」が7ヵ所、「20%アップ」が3ヵ所、「10%アップ」が3ヵ所。「40%アップ」は、「赤坂」「青山」「番町」「成城学園」といった都心のプレミア立地が集中している。最も単価が高くなると予想した「青山」(255.5万円)は、04年比135.9%アップと、約2.3倍にアップ。「目黒」(169.96万円)も114.3%アップと、約2.1倍となる。郊外部でも「相模原」(61.08万円)が61.5%アップ、「さいたま新都心」(68.64万円)が51.8%アップと、軒並み大幅アップとなった。