不動産ニュース / 開発・分譲

2007/4/2

自社開発物件の「屋上緑化」、9ヵ月で25棟実施/トーセイ

 トーセイ(株)は3月30日、同社が保有するビル25棟への屋上緑化を完了したと発表した。

 同社は2006年6月、地球環境への配慮と環境負荷の低減を目的に、自社で新築またはバリューアップを施す全物件を対象に、屋上緑化を行なうと発表。第1期工事(06年6~8月)として、既存物件9棟・緑化面積364平方メートルを実施。2期工事(06年10月~07年2月)では、既存物件10棟・589平方メートルを緑化した。また、新たに開発した物件5棟についても、合計で509平方メートルの屋上緑化を施した。

 これらのうち、「高輪東誠ビル」(東京都港区)では、区の「クールルーフ推進事業」の助成金制度を利用して、123平方メートルを屋上緑化。温度測定をした結果、建築物の温度上昇緩和を確認した。また、07年2月竣工のマンション「パームス世田谷桜」(東京都世田谷区)では、350平方メートルの屋上緑化に加え、沿道緑化も実施するなど、環境配慮型物件としている。

 同社では、今後も、不動産の価値向上と環境負荷軽減だけでなく、癒し空間の創出も視野に入れた屋上緑化を進めていくとしている。

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