不動産ニュース / 開発・分譲

2007/4/5

977戸の大規模マンション「パークシティ柏の葉キャンパス」販売開始/三井不レジ

現地の空撮にマンション完成予想図を合成したもの。つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅を挟んで左側が「パークシティ柏の葉キャンパス1番街」、右はショッピングセンター「ららぽーと柏の葉」
現地の空撮にマンション完成予想図を合成したもの。つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅を挟んで左側が「パークシティ柏の葉キャンパス1番街」、右はショッピングセンター「ららぽーと柏の葉」
マンション完成模型
マンション完成模型
「これからのまちの発展に期待していただきたい」と語る、執行役員千葉支店長・田中 健氏
「これからのまちの発展に期待していただきたい」と語る、執行役員千葉支店長・田中 健氏

 三井不動産レジデンシャル(株)は、総戸数977戸の大規模分譲マンション「パークシティ柏の葉キャンパス一番街」(千葉県柏市)のモデルルームオープンに先立ち、4日プレス内覧会を開催した。

 同物件は、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅前に立地。敷地面積2万8,982.70平方メートル、延床面積14万4,340.80平方メートル。A棟(地上35階建て、265戸)、B棟(地上18階建て、100戸)、C棟(地上34階建て、258戸)、D棟(地上18階建て、105戸)、E棟(地上32階建て、249戸)からなる、総戸数977戸のマンション。

 現在、柏の葉キャンパスエリアでは、産・官・学・民が連携して、世界に通じるキャンパスシティをめざし、約273haにおよぶまちづくりが行なわれている。周辺地域は、東京大学柏キャンパスや千葉大学環境健康フィールド科学センターなど、教育・先端学術機関が集積しており、県立柏の葉公園をはじめとした、自然環境にも恵まれている。駅を挟んだ向かい側には、2006年11月にオープンした大型商業施設「ららぽーと柏の葉」も立地する。三井不動産グループは、今回のプロジェクトも含めた、約2,700戸の共同住宅や商業施設、ホテル、病院、子育て支援施設等の開発を行なう。

 敷地の中央には、芝生の広場「セントラルパティオ」が配置される。すべての棟に面しており、140種以上、約5万4,000本の樹木や草花が植栽される。コミュニケーション棟では、ふれあい広場、キッチンラウンジ、ライブラリなどが利用可能。店舗エリアも用意され、(株)学研の森が運営する、認可保育園を誘致する予定。24時間有人管理で、ICカードを活用した、最大4回のセキュリティチェックシステムも整えられている。また、ヤマト運輸(株)と提携し、自宅に「ららぽーと柏の葉」で買い物した商品を無料宅配するサービスも提供する。

 モデルルームは、プランやテイストの異なる3タイプを用意。
 全住戸に奥行き3m以上のバルコニーを設け、リビング・ダイニングの天井高は約2.65mを確保。ハイサッシュも通常よりも高く設定するなど、広い住空間にこだわっている。天然木の突板フローリングも標準仕様。ユニバーサルデザインを取り入れ、どんな世代にも暮らしやすいよう、配慮を行なっている。 専有面積は65.18平方メートル(2LDK)~132.00平方メートル(4LDK)。約170タイプ、500以上のバリエーションの住戸プランを用意する。最多価格帯は、4,000万円~5,000万円台(専有面積80平方メートル~90平方メートル)。5月上旬より第1期の販売を開始する。

 会見で、同社執行役員千葉支店長の田中 健氏は「単なる住宅開発ではなく、人々の交流や環境をテーマにし、年をとるほどまちが良くなるよう、いろいろ考えている。同じ家族構成の人が集まるのではなく、高齢者や女性の単身なども入居していただけるよう、キャンペーンも展開していく。これからのまちの発展に期待していただきたい」などと話した。

 現在までに、30代を中心に約4,000組の問合せが入っており、9割が一次取得者。千葉県の松戸、我孫子、野田、柏の居住者が半数以上を占めている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。