国土交通省は12日、開発を進めてきた不動産取引公開サイト「REINS Market Information(レインズ・マーケット・インフォメーション)」(http://www.contract.reins.or.jp/)が本格稼動したと発表した。
同サイトは2007年11月29日から試行運用を実施、一部地域の不動産取引価格について先行的に提供していたが、今月より対象地域を大阪府、京都府、兵庫県、福岡県に広げて提供している。
公開される不動産取引価格は、国土交通省の指定を受けた指定流通機構が運営するコンピュータ・ネットワーク・システムに集積された情報を基にしており、成約価格(宅地建物取引業法に基づき宅地建物取引業者によって報告される、実際の取引価格)をインターネットを通じて提供することによって、消費者の抱く不動産取引に対する不安感を解消することを目的としている。
併せて、同サイトの今後一層の内容充実を図るため、利用者アンケートを16日から実施するとしている。