住友不動産販売(株)は10日、08年3月期を初年度とする中期経営計画「新中期経営計画2010」(3ヵ年計画)を策定した。
顧客第一主義を再徹底し、主力業務である仲介業務のリテール部門を中心に、不動産流通事業での成長を持続させる。リテール仲介の取扱件数増加を重点施策と位置付け、(1)全国250店舗(07年3月期比19店舗増)体制の構築(2)組織管理体制の強化に向けた部・店舗の再編成に首都圏より着手(3)既存店舗の移転・改装による集客増(4)IT戦略における売り物件収集方法の多様化、などを展開していく。
これに加え、執行役員制度の導入、全社横断的なマーケティング部門の新設、仲介ホールセール部門の一本化、不動産販売業務の地域展開などに取り組むことで、計画最終年度の10年3月期の連結売上高890億円(同26%増)、営業利益278億円(同33%増)、経常利益284億円(同32%増)、当期純利益166億円(同51%増)をめざす。