不動産ニュース / 調査・統計データ

2007/5/14

東京23区オフィス市場、08年空室率は2%を切る水準に/森ビル調査

 森ビル(株)は、「東京23区の大規模オフィスビル市場動向調査」(2006年12月末時点)を発表した。

 1986年以降に竣工した、23区の大規模(延床面積1万平方メートル以上)オフィスを対象に、供給・需要動向に関する調査を行なったもの。

 供給動向を見てみると、2007年の供給量は119万平方メートル、08年には64万平方メートルと大幅に減少する見通し。また、3万平方メートル以上の超大規模オフィスビル供給が全体の74%を占めることが判明した。なお、エリア別にみると、都心3区、特に丸の内・大手町エリア、日本橋・八重洲エリア、赤坂・六本木エリアを中心とした東京セントラル・ビジネス・ディストリクト(東京CBD)への供給が67%と集中している。

 また需要動向では、06年の新規需要は157万平方メートルと、供給量154万平方メートルを上回った結果、06年末の空室率は2.8%と4年連続で低下。08年においては2%を切る水準にまで低下し、需給関係がかなりひっ迫した状態になると予想している。

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