ナイス(株)は21日、木造一戸建て住宅用制震装置「ジオフォルテ」を発表、6月より供給を開始する。
「ジオフォルテ」は、ミサワホーム(株)が開発した「MGEO」の新築木造住宅用制震装置で、ナイスがOEMにて供給を受ける。
制震ダンパーとセンターフレームから構成される「ジオフォルテ」を1階に設置することで、地震の際には制震ダンパー内に設置している高減衰ゴムが伸縮しながら、地震の運動エネルギーを高エネルギーに変換し、建物2階床部分の揺れを最大で2分の1にまで低減させる。また、高減衰ゴムは100年の耐久性が促進試験で確認されており、繰り返し起こる余震に対しても効果を発揮、建物の揺れを抑える。
ナイスでは、2001年より「住まいの構造改革」を提唱し、地震に強い構造躯体の供給をはじめとして、住宅の耐震化の向上に努めている。同商品は、同社オリジナルの集成材と接合金物による工法「パワービルド」「ウインウッド」、または同社が供給するプレカット躯体を組み合わせたセットで全国の営業所を通じて販売し、「耐震」+「制震」による地震に強い構造躯体の供給を強化していく。