シーズクリエイト(株)は21日、2007年3月期決算説明会を開催した。
当期(2006年4月1日~2007年3月31日)連結売上高は318億3,900万円(前年同期比43.3%増)、営業利益は26億7,900万円 (同27.0%増)、経常利益は24億7,000万円(同29.0%増)、純利益14億100万円(同34.0%増)であった。
セグメント別にみると、マンション分譲事業では、当期11物件(総戸数794戸)の竣工引渡しを受け、このうち732戸の引渡しを完了。また、同社初の大型物件「シーズガーデングリーンパティオ」(埼玉県鳩ケ谷市)を中心に順調な販売活動を展開し、売上高223億3,600万円、営業利益25億 5,400万円を計上した。
不動産流動化事業では、上石神井プロジェクト、祐天寺プロジェクト等の引渡しを行なった結果、売上高82億6,100万円、営業利益7億9,500万円と、営業利益ベースではマンション分譲事業と同等の利益率となった。
次期については、連結売上高330億4,900万円(前年同期比3.8%増)、営業利益23億8,300万円(同▲11.1%)、経常利益20億1,000万円(同▲18.6%)、純利益10億7,300万円(同▲23.4%)を見込んでいる。
マンション分譲事業では「サテライト戦略」と銘打って展開してきた地方都市へのマンション供給から、都心部への回帰を行なうため、引渡し戸数の減少が予想されるものの、平均単価の上昇により、売上高は229億3,200万円(前期比5億9,500万円増)を見込む。
一方、不動産流動化事業では仕入れ済みの物件のみを業績予想に計上しているため79億2,700万円(前期比▲3億3,400万円)を見込んでいる。
会見で、同社代表取締役の幸 寿氏は「単身・DINKS層をターゲットとするマンションを年間1,000戸のペースで供給していきたい。また、市況を正確に読むことで、過剰な債務を抱えない健全な財務を実現していく」などと述べた。