(有)東京プライムステージは24日、2004年に取得した「みずほ銀行大手町本部ビル」等の建て替え事業に関し、東京都に都市再生特別地区の都市計画案を提出、2007年7月27日開催予定の東京都都市計画審議会に付議されることになったと発表した。
同事業では、東京都千代田区大手町の敷地面積1万1,037.84平方メートルに延床面積約20万4,000平方メートル、地上39階地下5階建ての事務所・ホテル・店舗・駐車場等により構成される複合ビルを建設予定。2009年解体工事着工、2014年新築工事竣工を見込んでいる。
計画案は、(1)地上歩行者空間ネットワークの再整備、(2)地下歩行者空間ネットワークの再整備、(3)国際交流拠点の構築、(4)環境に配慮したまちづくり、(5)防災性・防犯性の向上の4つの整備方針を提案した。
こうした整備方針に基づき、同計画は、大手町連鎖型再開発をはじめとする地区内外の将来開発をも見据えた国際ビジネス拠点としての都市基盤の早期再構築に寄与するとともに、「(仮)大手町の森」や地下鉄「大手町」駅の5駅のステーション機能の強化により新たな都市の魅力を創出していく。さらに、国際交流機能の強化にも寄与することにより、東京の国際競争力の向上に貢献していくとしている。