(株)アーバンコーポレイションは24日、SPCを通じてリバイタリゼーション(再活性化)を進めていた「アーバンBLD青山」(東京都港区南青山)の完成を発表した。
同物件は築43年のオフィスビルを壊さずにリバイタリゼーションさせたプロジェクトで、青山に集まる情報感度の高い企業ニーズを捉え、クリエイティビティを高める空間の創出をめざしたもの。
東京メトロ銀座線「外苑前」駅から徒歩2分の立地で、地下3階地上10階建て、敷地面積1,625.93平方メートル、延床面積1万2,028.32平方メートル。
用途は1・2階が店舗、3~10階が事務所となっており、現在、大手IT企業やメディア系企業などが入居している。
床の一部を取り除くことによって、メゾネット形式の開放的な空間を創出。エレベータを1基増設することで、動線を改善し、カードリーダー方式のセキュリティや個別空調、トイレ・給湯室を中心とするアメニティの全面更新など、最新設備を導入している。
同社では、都心3区に存在する賃貸オフィスビルを占める約半数の旧耐震基準ビルを再生する事業にマーケットニーズを見出し、リバイタリゼーションの手法を確立、積極的に取り組んでいくとしている。