ジョイント・リート投資法人(JOR)は25日、2007年3月期決算を発表した。
当期(06年10月1日~07年3月31日)の営業収益は26億6,200万円(前期比33.8%増)、営業利益14億6,500万円(同48.9%増)、経常利益11億2,200万円(同54.1%増)、当期純利益11億2,000万円(同54.0%増)、一口あたりの分配金は1万3,035円となった。配当性向は100%。
当期は、公募増資およびこれに伴う第3者割当増資により調達した資金並びに借入金などにより10物件を取得し、同投資法人の保有不動産などは合計38物件、所得価格総額は822.2億円となった。
また、不動産賃貸仲介・賃貸管理を行なう(株)ジョイント・レントの有する顧客基盤などを活用してのリーシング活動を積極的に行なった結果、同投資法人の保有する物件にかかる稼働率は07年3月末時点で住居92.7%、商業施設99.8%となり、ポートフォリオ全体では97.4%となった。
次期(9月期)については用途別の投資比率を住居については45%から65%、商業施設については35%から55%と定め、安定的かつ持続的な成長をめざす。当期から積極的に行なってきた商業施設の取り入れをさらに推進するとともに、現在行なっていないオフィスビルなどの取り入れも検討するとしている。また、住居についても情報ルートの強化・拡大を図ることで物件の取得機会の拡大に努めるとし、営業収益28億7,900万円、経常利益11億200万円、純利益11億100万円、一口当たりの分配金1万2,800円を見込んでいる。