国土交通省は、喜びと生きがいを味わえる生活空間を形成すべく、住民の積極的な参画による創意と工夫を生かしたまちづくりを推進するため、1983年より毎年6月を「まちづくり月間」とし、さまざまな啓発活動を行なっている。今年は6月1日~30日を第25回「まちづくり月間」とし、まちづくり功労者および第24回「まちづくり月間」関連四行事国土交通大臣表彰の受賞者を発表した。
まちづくり功労者とは、魅力あるまちづくりの推進に努め、特に著しい功績があった個人または団体を表彰するもので、今年度は地方公共団体を含む42件が選出された。
第24回「まちづくり月間」関連四行事国土交通大臣表彰は、まちづくり月間実行委員会およびまちづくり月間協賛四団体により行なわれた(1)まち交大賞(事務局:(財)都市みらい推進機構)、(2)まちづくり標語懸賞募集(同:(財)都市計画協会)、(3)住まいのまちなみコンクール(同:(財)住宅生産振興財団)、(4)まちの活性化・都市デザイン競技(同:(財)都市づくりパブリックデザインセンター)審査の結果、決定したもの。主な受賞者は次のとおり。
計画大賞(国土交通大臣賞):新潟県長岡市(長岡市中心市街地地区)、創造工夫賞(まちづくり交付金情報交流協議会会長賞):大分県別府市(鉄輪温泉地区)、創意工夫賞(都市みらい推進機構理事長賞):長野県長野市(善光寺表参道地区)。
部門賞ではテーマ賞:福井県福井市(飯坂地区)など3地区。アイディア賞:愛知県瀬戸市(瀬戸やきもの交流地区)など2区。プロセス賞は栃木県日光市(世界遺産「日光の社寺」及び門前町地区)など3地区が受賞した。
また、 6月15日(金)には表彰式後に「『つなぐつなげるまちづくり』~多様な主体の連携による密集市街地の改善に向けて~」をテーマとしたシンポジウムが開催される予定となっている。