(株)不動産経済研究所は5月31日、2006年の首都圏におけるペット飼育可能なマンション(以下、「ペット可マンション」)の普及率調査を発表した。
2006年に供給された「ペット可マンション」は5万5,511戸(前年比2.5%増)となり、普及率は74.5%(同10.1ポイントアップ)で、1998年の調査開始以来、供給戸数、普及率とも過去最大となった。
地域別では、都区部での供給が 1万7,269戸(シェア31.1%)と最も多く、次いで神奈川県が1万5,107戸(同27.2%)、千葉県が9,580戸(同17.3%)、東京都下が 5,610戸(同10.1%)、埼玉県が7,945戸(同14.3%)となった。普及率が最も高かったのは、都下の80.1%だった。
一方、ペット可マンションの中でも、足洗い場やグルーミング室、ペットサインエレベーターなどペット飼育専用の設備を設けた物件は、3万4,758戸(前年比▲11.2%)と大きく減少。ペット可マンション全体のシェアも62.6%(同▲9.6%)にとどまった。