野村不動産(株)は19日、プレミアム・ミッドサイズ・オフィスビル(P.M.O)開発事業を立ち上げると発表した。
「P.M.O」とは、“大規模オフィスビルと同等のクオリティーを持つオフィスビルに入居したい”というニーズに応えるべく、これまでの中小規模のビルでは成し得なかった高いデザイン性、機能性やセキュリティーを実現した高付加価値型オフィスビル。
ワンフロア当たりの貸室面積は、100坪前後のサイズが基準となっており、デザインについては、1階部分から貸室を排除し、エントランスホールを開放的で変化に富んだギャラリー空間として演出するなど、地域のアイコンとしてふさわしく、普遍的な価値を追求した。
また、安全で快適なオフィス環境提供のため、簡単な打ち合わせ・休憩などに利用できるリフレッシュスペースを貸室内に設置。他にも、エレベーターホール前にセキュリティーゲートを設置するなど、高い防犯レベルを実現した。
このたび、第一弾物件「日本橋本町プロジェクト」(東京都中央区)について事業着手。同物件は、JR総武線「新日本橋」駅から徒歩5分、S造(一部SRC造)、地上9階地下1階のオフィスビル。敷地面積474.74平方メートル、延床面積3,469.85平方メートル。
同社は今後、千代田区、中央区、港区などのビジネスエリアにおいて、P.M.O開発事業を展開する予定で、すでに複数の用地を確保しており、年間4~5物件のペースで事業規模を拡大していく方針。