全国賃貸管理ビジネス協会は19日、第15回定期総会および記念講演会を帝国ホテル(東京都千代田区)で開催した。また同時に商品展示やパートナー企業の支援セミナーも行なわれた。
定期総会では会長・高橋誠一氏の挨拶の後、組織を再編し商品サービスの開発および販売力の強化を図り、様々な商品を紹介している“新新委員会”の活動報告や販売マニュアルなどの成果物発表、今後のビジョン発表などが行なわれた。
新新委員会の活動報告では「賃貸管理ビジネスNAVI」の支部別会員登録状況やパートナー企業実績報告、分科会の活動報告、19年度新新委員会メンバー紹介などを行なった。
18年度は、賃貸管理を主軸とした不動産会社に導入可能な商品を取り扱うウェブサイト「賃貸管理ビジネスNAVI」がオープンし、現在までに会員6569人、パートナー会員86社、掲載商品132商品が登録されている。19年度は、登録人数1万人、パートナー会員150社、掲載商品数300商品とさらなる発展をめざすことなどが報告された。
記念講演では衆議院議員・山本有二氏が「東京をシティにする」と題し、世界各国の証券市場の時価総額やグローバル金融ビジネスの市場規模の比較などについて講演。
アイルランドが実施した、労働力を呼び戻すための税制改革(法人税をイギリスの半額とした)を行なったことで、ベンチャー企業の法人設立が増加したことを例にあげ、「賃貸管理業はニッチな分野かも知れないが、そういった企業の発想が国を助ける」などと語った。
また、同会場に設置された商品展示コーナーでは、「賃貸管理ビジネスNAVI」の掲載商品を展示。開発者の説明を受けながら、商品に触れることが可能となっているため、多くの会員で賑わった。
その後に行なわれた交流会では理事役員、代議員、新新委員会など同協会の中核を担うメンバーが一堂に会し、盛況となった。