国土交通省は22日、「全国屋上・壁面緑化施工面積調査」(2000年~06年)の結果を公表した。
同調査は、ヒートアイランド現象の緩和などを目的に行なわれている建物の屋上緑化や壁面緑化空間がどの程度創出されているかを調べたもの。調査対象物件は、2000年1月1日~06年12月31日に竣工した屋上緑化空間および壁面緑化空間。全国の造園建設会社、総合建設会社、屋上緑化・壁面緑化関連資材販売・施工会社など339社に対し郵便によるアンケート調査を行なった。回収は171社(回答率50.4%)。
これによると2006年中に新たに施工された屋上緑化は25.5ha、壁面緑化は3.6haとなり、それぞれの1年間当たりの施工面積は2000年実績比で約2倍、約15倍となった。
累計施工面積は、2000年~06年の7年間で屋上緑化は約160ha、壁面緑化は約10haとなった。