(独)住宅金融支援機構は27日、同機構が提供する長期固定金利住宅ローン「フラット35」に返済期間に応じた融資金利を導入したと発表した。
「フラット35」は同機構と民間金融機関が提携して提供している長期固定金利の住宅ローン。これまでは返済期間にかかわらず同一の融資金利だったが、返済期間(20年まで、20年超)に応じて、それぞれ融資金利を設定。これにより現下の金利情勢を前提とした場合、返済期間を20年までの年数で選択された場合に適用される融資金利は、返済期間が20年を超える年数で選択された場合に適用される融資金利と比較して低い水準となる。
また、取得予定住宅が、一定の基準(「省エネルギー性」、「耐震性」、「バリアフリー性」、「耐久性・可変性」)のいずれかを満たしていることが条件の優良住宅取得支援制度「フラット35S」を利用する場合は、当初5年間におけるそれぞれの融資金利を年0.3%優遇する。