(株)ビルディング企画(東京都港区、社長:中村郁文氏)は、2007年5月度の全国4大都市圏(東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況をまとめた「LEASING REPORT 2007年7月号」を発表した。
同調査は、07年5月1日~31日までの期間にテナント募集を行なったオフィスビル合計1万2,347棟を対象にしたもの。
都内主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルの平均募集賃料は、坪単価2万8,794円と前月比1,143円上がり、平均空室率は2.71%と前月比0.06%上がった。
従来、館内増床などで内々に成約に至っていた大型ビルが、今回、テナントを一般募集したことから相場が底上げされた。ただし、牽引した千代田区、新宿区とも、大型ビルの空室率が上昇しており、直近1~2ヵ月以内に反動による揺り戻しが予測される。
空室率については、募集中の大型ビルも高い賃料水準のため、以前より成約までに時間がかかっている傾向にある。
その他主要エリアのオフィス市況についての詳細は、「ビルNAVI」で公開している。