不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/7/31

請負工事事業や賃貸事業の減益により、増収減益/東急不08年3月期第1四半期決算

 東急不動産(株)は30日、2008年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(07年4月1日~6月30日)の連結売上高は1,229億7,700万円(前年同期比14.8%増)、営業利益90億2,400万円(同0.1%増)、経常利益75億9,400万円(同0.5%増)、当期純利益27億9,600万円(同▲9.9%)。

 セグメント別にみると、分譲事業ではマンション販売が順調に推移し、売上高318億円、営業利益21億円で、前年同期比170億円の増収、20億円の増益となった。
 請負工事事業では、リフォーム事業などの減収により売上高102億円、営業利益▲18億円を計上。前年同期比に対し減収減益となった。
 賃貸事業では、前年同期に計上されたSPC案件における大型フィー収入の影響により、売上高229億円、営業利益76億円で、前年同期比16億円の減収、13億円の減益となった。売上内訳のうち借上げの減収は、不採算ビルの解約によるもので、子会社他の減収は一部子会社におけるセグメントの変更によるもの。また、同社のオフィスビルの空室率は1.1%となっている。
 管理受託事業では新たに約4,000戸を受注し、売上高179億円、営業利益13億円を計上、前年同期比2億円の増収、4億円の増益となった。
 リゾート事業では、新たに経営権を獲得した2箇所のゴルフ場が寄与したほか、会員制リゾートホテルの会員権販売が好調に推移し、売上高116億円、営業利益1億円で、前年同期比14億円の増収、4億円の増益となった。
 仲介その他の事業では、売買仲介における業容拡大に伴う費用増などから売上高119億円、営業利益7億円で、前年同期比1億円の増収、11億円の減益となったものの、仲介契約高は前年同期を上回り、好調に推移した。

 通期は、連結売上高6,300億円、営業利益720億円、経常利益630億円、当期純利益300億円を見込んでいる。

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