不動産ニュース / 調査・統計データ

2007/8/6

20代の8割以上が持家志向/野村不アーバンネット

 野村不動産アーバンネット(株)は3日、(株)毎日コミュニケーションズが運営する、若手社会人のキャリアとスキルをサポートするサイト「COBS ONLINE」(コブス オンライン)にて実施した、「20代の住まいに関する意識調査」の結果を発表した。

 調査時期は2007年6月20日~7月9日、調査対象は全国の20代、1,194名。
 これによると、「将来自分のマンション、一戸建てを購入したいと思いますか」という質問に約84%が購入したいと回答。また、「いつごろ買いたいか」の問いに対し、「30歳~35歳」での購入が52.4%と最も多く、「20歳~29歳」での購入も10.9%と、比較的若いうちに住宅を購入したいという希望を持っていることが分かった。

 また、「独身のときにマンション(投資用を含む)を買いたいと思いますか」という問いでは、「買いたいと思う」が5.5%、「値段次第で買いたい」が10.1%、「興味がある」が30.9%と約半数近くが購入を視野に入れており、持家を持って安定したライフスタイルを確立したという考えがうかがえる結果となった。

 その他、「住宅購入の際、親からの援助を期待するか」の問いに「期待していない」が8割を超え(81.7%)、親からの援助金の額で「100万円以下」を期待していると答えたのが約5割(52.9%)。親に頼らず、住宅購入も自分自身でという堅実な姿勢が表れた。

 マンションや一戸建てを購入するのは、一生に一度という考え方は約6割(62.3%)であったのに対して、「結婚などのライフステージに合わせて住みかえたい」(37.7%)と考えている20代が約4割となった。
 堅実で安定志向の強い一面を持つポスト団塊ジュニア世代と言われているが、時代の変化と共に、自分のスタイルを確立するための「ライフスタイルによって住みかえ」という柔軟な考え方も持ち合わせているといえる。

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