小田急電鉄(株)は22日、同社で手がける住宅販売業を小田急不動産(株)に承継させる会社分割を行なうことを決議した。
今回の吸収分割契約は、グループ各社に分散している経営資源を集約、事業を効率化することで高度化・多様化するユーザーニーズへの対応と、事業の持続的成長を図ることが目的。両社における業務の重複を解消し管理コストを削減させるなど、事業効率を向上させていく。小田急不動産が承継する住宅販売業は、売上高が約183億円(2007年3月期)で、小田急電鉄売上高全体の約1割に当たる。
事業再編後は、原則として、小田急不動産が用地取得・開発・販売を行なう「製販一体体制」となる。なお、小田急不動産は9月1日付けで、小田急電鉄の完全子会社となることが決定している。