積水ハウス(株)は、「子育て」と「子育ち」の視点で考えた住まいづくりとして2006年から提案してきた「キッズデザイン」を、9月8日から全国で本格展開する。
「キッズデザイン」は、「家族のつながり」「知をはぐくむ」「家事を楽しむ」「健やかに育てる」というテーマに沿った空間設計、アイテムを提案することで、育児のしやすさ、家事の負担軽減といった親目線の「子育て」に加え、子供の生きる力などを伸ばす「子育ち」の視点で考えた住まいづくりを行なおうというもの。具体的には、(1)床を一段低くし、くぼみ空間を作ることで家族団らんの場とした「ピットリビング」(2)家の中心部に設けたワークテーブル「ファミリーステーション」(3)子供が自由に落書きできる「多機能ガラス黒板」(4)洗濯スペースと物干しスペースの間に設ける「衣家事コーナー」(5)可動間仕切り「ヴァリエス」などを提案している。
これまで、同社はキッズデザインを、埼玉エリアでの先行提案、体験型展示施設でのユーザー周知、また2階建てモデル商品「ビーエコルド『家族がつながる家』」などで限定的に紹介してきたが、今後は空間設計・アイテムを体系化した提案ツールとしてさらに進化させ、すべての戸建住宅で提案していく。
また、「キッズデザイン」のコンセプト・仕様を採用した住宅を建築・購入するユーザーに対し、(株)りそな銀行、(株)埼玉りそな銀行との提携による住宅ローン金利優遇サービスを実施。年1.2~1.4%の金利優遇により、同提案の普及を図る。