不動産ニュース / 調査・統計データ

2007/8/28

芝生100平方メートルで家庭用エアコン10台分の冷却能力/国交省、屋上緑化の効果を発表

 国土交通省は24日、「猛暑日における屋上緑化のヒートアイランド抑制効果」について発表した。岐阜県多治見市や埼玉県熊谷市で国内最高気温が記録され、東京でも猛暑日となった8月16日(木)の同省の屋上庭園(霞ヶ関合同庁舎3号館)におけるデータから、屋上緑化のヒートアイランド抑制効果を測定したもの。

 緑化されていないタイル面の表面温度は56.1℃まで上昇したが、芝生面については最大でも32.8℃にとどまり、表面温度差は最大で23.7℃となった。建築物への熱流入量は、緑化されていないタイル面では約5.1MJ/平方メートル、放出量は約5.3MJ/平方メートルだったが、芝生面では熱の流出入はほとんど確認されなかった。

 また、屋上緑化により放出が抑制された熱量(潜熱)は、100平方メートルの芝生面の場合10台の家庭用エアコン(6畳用)を最小能力で24時間稼働させた冷却能力に相当すると推計された。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。