不動産ニュース / 開発・分譲

2007/8/28

初の共同事業、介護施設併設の「亀戸レジデンス」10月に発売/大京、オリックス不

「亀戸レジデンス」完成予想図。外観は、オランダの共同住宅をモチーフに、水辺にはえるシックな色彩でまとめている
「亀戸レジデンス」完成予想図。外観は、オランダの共同住宅をモチーフに、水辺にはえるシックな色彩でまとめている
住民専用の中庭「カナルハウス」。建物全体が「サスティナブルなコミュニティー形成」を目的に作られている
住民専用の中庭「カナルハウス」。建物全体が「サスティナブルなコミュニティー形成」を目的に作られている

 (株)大京、オリックス不動産(株)は28日、大規模複合開発プロジェクト「亀戸レジデンス」(東京都江東区)のモデルルームを報道陣に公開した。

 同物件は、大京と親会社にあたるオリックスグループが、企画段階から初めて協働する事業。JR総武線「平井」駅徒歩約11分、亀戸中央公園と旧中川に隣接する約2haの敷地に、地上17階地下1階建て、総戸数707戸(うち店舗7戸)のマンションを建設するというもの。大京が手がけるマンションとしては、過去最大規模。施工は(株)長谷工コーポレーション。

 「つなぎ、つづく街の創造」をテーマに、サスティナブルなコミュニティー形成をめざしており、同じ建物内に、認可保育所、学童クラブ、地区集会所、店舗1戸を設置するほか、オリックス・リビング(株)が運営する高齢者向け住宅「グッドタイムリビング亀戸中央公園(仮称)」82室(定員100名)とクリニック1戸も併設する。「グッドタイムリビング」が分譲マンションと併設されるのは初めてで、09年春開設予定。同マンション居住者は、優先入居ができる。

 住戸は、66タイプ、112バリエーションを用意。10月販売の1期100戸は、3LDK~4LDK+N+3WIC、専有面積70平方メートル~138平方メートル。販売価格は、4,600万円台~1億3,900万円台。最多価格帯5,000万円台、平均坪単価220万円台を予定している。7月上旬からのプロモーションにより、1,000組の事前反響を得ていることから、1期販売戸数をさらに増やすことも検討している。

 同日会見した、大京・代表執行役副社長の栗原 清氏は「当社とオリックス不動産さんは、2005年の資本提携以来、人事交流やノウハウの共有化など協力関係を深めてきた。『亀戸レジデンス』は都心部での大規模マンションに強いオリックスさんのノウハウ、オリックスリビングさんのシニア向けサービス、生活関連サービスノウハウ、そして当社の商品企画力と販売力をフルに生かしたもの。エリアナンバー1、オンリー1の物件をめざしたい」と抱負を語り、「今後も両社の共同事業を、年間数棟くらい手がけていきたい」とした。

 また、オリックス不動産・専務執行役員の岩本栄一氏も「当物件は、大京さんの圧倒的パワーと『他にはないアンサー』という当社独自のノウハウを精一杯生かした物件であり、今後も両社の共同事業を積極的に取り組んでいきたい」と語った。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。