三菱地所(株)は15日、「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づき建設している「パークハウス中野広町」(東京都中野区)のマンションギャラリーをオープンする。
「パークハウス中野広町」は、旧「広町住宅」の老朽化に伴い、広町住宅マンション建替組合が同社ならびに(株)シティコンサルタンツとともに建て替えを進めているもの。
同マンションは、商業施設、金融機関、医療施設などが集積する東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅より徒歩5分に立地し、地上5階建て、総戸数40戸。静謐感のあるエントランスホールや居住者同士で交流を深められるコミュニティスペースを用意したほか、エントランスにスロープや車椅子昇降機を設置するなどバリアフリーにも配慮。竣工は2008年8月中旬、引渡しは同10月上旬を予定している。
なお、広町住宅マンション建替組合が事業主体となり、同社は余剰容積を活用して生み出される住戸を取得、分譲マンションとして販売する。また、建替え後の専有面積合計は約4,307平方メートルと従前の2.12倍となっており、建替組合は余剰住居売却による資金を建設費等に充当することで、居住者は原則追加出資することなく、同規模の新しい住宅に住み替えることができる。
なお、同社が手がけたマンション建替事業は「パークハウス赤坂氷川」に続き、同物件で2件目となる。