大和ハウス工業(株)は5日、同社が開発した「環境対応型店舗 リ・ストア&リ・ビルドシステム」と「木粉リサイクルデッキ」が、(財)クリーン・ジャパン・センターが主催する「平成19年度支援循環技術・システム表彰」で奨励賞を受賞したと発表した。
この表彰制度はReduce(廃棄物の発生抑制)、Reuse(使用済み物品の再使用)、およびRecycle(再生資源の有効利用)に寄与する事業や取組みを広く公募、その奨励・普及を図ることにより循環ビジネスを振興することを目的としたもの。
今回、受賞した「リ・ストア&リ・ビルドシステム」は、使用可能な状態にある建物が廃棄処分になることを避けるため、資源を有効活用する物販・飲食店システム。建物を構成する部材を、分解・再生・再利用が容易な仕組みとすることで、建物を別の場所に移設して再利用することを可能にした。
また、「木粉リサイクルデッキ」は、同社独自のリサイクルシステムによって、工場に集約された廃木材を樹脂などと混合・成型した人工木材。重量の90%以上が再生材料で構成されていることから、環境保全に有用であると評価され、06年には(財)日本環境協会からエコマークの認定も受けているもの。