不動産事業者の情報交流を目的にした「REB-100社の会」(代表世話人:清水修司氏、(株)SD建築企画研究所代表取締役)は22日、パシフィックセンチュリープレイス丸の内(東京都千代田区)で、第2回目となるセミナー・情報交流会を開催した。
今回は、中堅ディベロッパー、ファンド会社など225社が参加。予想を上回る盛況となった。セミナーでは、まず「マンション業界の現状と今後の展開」と題し、(株)不動産経済研究所代表取締役の角田勝司氏が講演。現在、大問題となっている改正建基法による着工減と、踊り場にきているマンション市場の見通しなどについて解説した。
続いて、(株)新都心リアルコーポレーション代表取締役社長の神長安彦氏が講演。大手・中小ディベロッパーのマンション販売代理を手がける同氏は、「すでに、マンション値引き合戦が始まっている。これまでは、どれだけ高く売れるかを見極めるために売り止めしていたが、今は高くては売れないから売り止めしている。わずか半年で一変した。来年3月には、完成在庫3万戸になっているだろう。損切りできる大手デベはいいが、中小には厳しい」などと語った。
セミナー後は、参加企業幹部による企業PR、情報交流が行なわれた。なお、次回は2007年11月29日に開催の予定。