(株)ビルディング企画(東京都港区、代表取締役社長:中村郁文氏)は、2007年9月度の全国4大都市圏(東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況をまとめた「LEASING REPORT 2007年11月号」を発表した。07年9月1日~30日までの期間にテナント募集を行なったオフィスビル合計1万2,637棟を対象に調査を実施したもの。
都内主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルの平均募集賃料は、坪単価3万1,989円と前月比653円の上昇。平均空室率については、前月比増減なしの2.62%だった。
平均空室率は、最も低い中央区が1.99%、最も高い港区で3.36%となり、その差が1.37ポイント(前月:1.66ポイント)に縮まった。平均賃料も、最も高い千代田区と最も低い中央区の上下差が9,587円(同:1万302円)に縮まった。人気エリアの物件や優良物件などが飽和状態のため、需要が二番手以降のエリアや物件に流れていることが原因。
なお、その他主要エリアのオフィス市況についての詳細は、Webページ「ビル NAVI」で情報を公開している。