(株)船井総合研究所は25日、「完成現場見学会徹底活用で年間104棟受注」と題するセミナーを開催した。
第1講座では、同社第二経営支援部チームリーダーの鬼山竜也氏が「今、抑えておきたい時流について」と題し、市場のライフサイクルについて説明したうえで、現在衰退期にある住宅業界で生き残るための営業手法などを語った。
第2講座では、2000年に住宅ブランドとして「木の花ホーム」を立ち上げ、住宅参入から5年後の06年には受注104棟と急成長を遂げた(株)ソウケン代表取締役の早乙女 正氏が創業経緯、経営者としての心構え、将来のビジョンなどを語った。また常務取締役の玉田 功氏が初回接客の重要性や他社との差別化のポイント、営業社員の教育法などについて、同社の事例を交えて解説。「初回接客で受注できるかどうかが90%決まる。初回接客の基本パターンや他社との違いを全営業社員に徹底して意識させることが重要」などと営業責任者として心がけていることを語った。
第3講座では、「普通の住宅会社・工務店から県内有数の住宅会社になるための成長ストーリーとは」と題し、再び鬼山氏が解説。第2講座のソウケンの例を踏まえ、「時代が進化するにつれ、他社との差別化を図るため“モノ”による差別化ではなく“考え方”による差別化が重要になる。なぜ考え方による営業が有効なのかその本質を考え、実践できる企業が生き残るだろう」と語った。