不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/10/29

事業構造改革費104憶円の特別損失を計上、増収減益に/パナホーム08年3月期中間決算

 パナホーム(株)は26日、2008年3月期中間決算を発表した。

 当期(07年4月1日~9月30日)の連結売上高は1,425億1,100万円(前年同期比0.5%増)、営業利益35億2,000万円(同26.8%増)、経常利益37億5,500万円(同19.5%増)、当期純利益▲40億4,600万円となった。

 セグメント別にみると、戸建請負事業では「展示場」、「工場見学会」などを組み合わせたネットワーク営業を推進するとともに、オール電化やエコライフ住宅の良さを体感できる施設をオープンした。
 分譲事業では、一次取得の団塊ジュニアの需要に対応するため、東名阪を中心に宅地を積極的に仕入れ、売上確保を図った。
 戸建分譲については、「パナホームシティ西神南III」(神戸市西区、総区画120戸)など、人と環境にやさしいまちづくりを展開。
 マンション分譲では、中高級分譲マンションをジョイントベンチャーにて推進、「島津山テラス」(東京都品川区)や、「タイムズ・ピース・スクエア」(大阪市城東区)などを販売した。
 資産活用事業では、耐震性能を備えたオール電化賃貸住宅「エルメゾン ネクスト」を販売。また、不動産流通事業の専門会社であるパナホーム不動産(株)を設立し、9月から営業を開始した。
 そのほか、医療・福祉分野では、多機能型高齢者専用賃貸住宅「ケアビレッジ・リビング」を発売した。

 これらの施策を講じた結果、売上は増加したものの、事業構造改革費用として104憶9,600万円の特別損失を計上したため、増収減益となった。

 なお、通期(07年4月1日~08年3月31日)業績予想については、連結売上高3,000億円、営業利益110億円、経常利益118億円、当期純利益2億円を見込んでいる。

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