不動産ニュース / 調査・統計データ

2007/10/31

06年度のビル管理市場規模、4兆円に迫る/矢野経済研究所調査

 (株)矢野経済研究所は29日、「ビル管理市場の最新市場動向調査」をまとめ、発表した。

 同調査によると、2006年のビル管理市場規模は、前年比4.6%増の3兆9,335億円となった。市場規模は1999年度から05年度まで、前年度比1%以下のわずかな伸びが続いていたが、この理由について同社は「他の産業界に遅れて景気動向の影響を受ける市場であり、06年度が本格的な景気回復のスタート」としている。

 また、有力ビル管理業者201社へのアンケート調査を実施したところ、今後の短期的見通しとして「需要が増加する」とした業者は15.1%、「やや増加する」が36.2%で、半数以上の業者が需要拡大が続くとみている。

 同社は、ビル管理市場の今後の課題について人材問題をあげ、「いわゆる3K業種の1つであり、雇用に苦労する市場。従業員1人を雇用するコストが5万円~6万円程度といわれており、少子化の影響も考えれば、慢性的な人材不足に陥る可能性もあり、業界挙げて取り組むべき」としている。

 なお同調査結果は、「2007年版ビル管理市場白書」(A4判538頁)として15万7,500円(税込)で販売している。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。