不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/11/6

売上高はアップするも、市場環境悪化で減益/住生活グループ08年3月期中間決算

 (株)住生活グループは5日、2008年3月期中間決算を発表した。

 当期(中間期:2007年4月1日~9月30日)の連結業績の売上高は5,359億1,500万円(前年同期比0.7%増)、営業利益209億7,700万円(同▲11.7%)、経常利益237億8,800万円(同▲25.0%)、当期純利益131億9,200万円(同▲20%)となった。
 
 当期に施行された改正建築基準法の影響を受けて、新設住宅着工戸数は53万3,000戸(同▲19.7%)と大幅に減少。そのような状況下、セグメント別に見ると、住宅関連事業では、「くるりんポイ排水口」や樹脂サッシ「マイスターII」の全国販売や、「ECO6」のリフォーム用トイレへの展開など、環境問題にも配慮した商品の提供を通じて拡販活動に努め、販促活動の抑制や、経費削減などを通じた販管費率改善に注力した。しかし市場環境の急激な悪化等から、当該事業の売上高は、4,064億5,900万円(同▲1.1%)、営業利益217億3,800万円(同▲12.5%)となった。

 ビル関連事業においては、ビル改装事業の分割・グループ内再編を実施し、「開発・営業・生産・工事」に至る一貫供給体制を背景に拡販に努めたほか、価格管理の強化と受注後の各工程における改善活動や設計の海外シフト推進によるコスト低減など、利益改善のために諸施策を実施した結果、当該事業の売上高は、1,234億6,500万円(同6.3%増)、営業利益3億1,800万円(前年同期は営業損失1億8,200万円)と黒字転換となった。

 なお、通期の連結業績については、売上高1兆1,250億円、営業利益500億円、経常利益550億円、当期純利益300億円を見込んでいる。


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