不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2007/11/6

税法上の導管性要件を満たさず、分配金を下方修正/FCRI

 FCレジデンシャル投資法人(FCRI)は1日、2007年10月期の分配金を下方修正した。

 不動産投資信託は、法人税の非課税要件である導管性要件として、投資主上位3位以内の保有する発行済投資口数が総数の50%を超えないこととされている。

 しかし、同投資法人に提出された大量保有報告書によると、プロスペクト アセット マネジメント インクが42.01%、ジェイピーイーキャピタル・マネジメント・リミテッドが8.08%、日興アセットマネジメント(株)が6.05%保有しており、投資主上位3社の保有投資口数合計が1万8,359口、発行済投資口総数に対し56.14%となったため、法人税を支払う義務が発生。投資主に支払う予定の分配金の一部を支払いに充当するため、前回予想(2007年6月18日時点)分配金1口1万5円を5,857円(▲4,148円)に修正した。

 同投資法人は発行済投資口の42.01%を保有するプロスペクト アセット マネジメント インクに対し、保有の趣旨を問い合わせると同時に、投資口価値の向上を要請する方針。

 

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