国土交通省は9日、平成19年9月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
建設工事受注高は5兆4,576億円(前年同月比4.0%増)と、先月の減少から再び増加に転じた。
うち元請受注高は3兆9,397億円(同2.6%増)、下請受注高も1兆5,179億円(同8.1%増)と、いずれも先月の減少から再び増加となった。
元請受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆1,276億円(同▲8.6%)で2ヵ月連続の減少。民間などからの受注高は2兆8,121億円(同7.8%増)と、先月の減少から再び増加した。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は1兆732億円(同▲11.8%)と、3ヵ月連続の減少。うち、「国の機関」からは3,333億円(同▲8.0%)と6ヵ月連ぶりの減少、「地方の機関」からは7,399億円(同▲13.5%)と23ヵ月連続の減少となった。
民間等からの受注工事のうち、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は8,999億円(同1.8%増)。また、土木工事および機械装置等工事(1件500万円以上の工事)の受注工事額は3,800億円(同22.4%増)と、先月の減少から再び増加となった。