不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/11/20

流動化事業、海外進出をめざす/ジョイント・コーポ08年3月期中間決算説明会

 (株)ジョイント・コーポレーションは20日、2008年3月期中間決算説明会を開催した。

 当期(07年4月1日~9月30日)の連結売上高は873億7,400万円(前年同期比14.4%増)、営業利益164億2,500万円(同50.3%増)、経常利益143億5,700万円(同50.9%増)、当期純利益83億3,100万円(同56.7%増)。

 通期では、連結売上高1,910億円、経常利益255億円、当期純利益144億円を見込んでいる。

 また、併せて今後の事業についても発表した。
 中期計画では、事業持株体制をスタートさせ、(1)企画管理業務の一元化、(2)仕入れ・建築・商品企画の集約、(3)事業ごとの収益責任のいっそうの明確化をめざしていく。

 同社代表取締役社長執行役員の東海林 義信氏は会見で、現在の市場環境を「サブプライムローン問題の影響により、外資企業からの投資の減少が考えられ流動化事業のマーケットの縮小が考えられる。また、地価・建築費が今後も15~20%上昇すると見込んでいる」と述べた。
 これらを踏まえ、流動化事業では、採算・リスクのバランスを取り、幅広い地域・物件に対応。分譲事業では、より収益性・効率性を重視し、大型案件中心に、都心近郊・政令都市を集中して供給していくとしている。
 また、新事業として賃貸事業における高採算物件の保有を検討。主軸の流動化事業において、海外での事業展開をあげており、「都心における物件取得の厳しさ、地方の商圏の狭さを踏まえ、中国など人口密度の高いアジア圏から開始する予定」(東海林氏)としている。

 なお、2010年3月期に売上高2,409億円を掲げている。

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