住友林業(株)は28日、14日から静岡県沼津市で開催されていた「第39回技能五輪国際大会」において、同社のグループ会社である住友林業ホームエンジニアリング(株)の社員、池田通憲氏が建築大工部門で銀メダルを獲得したと発表した。本部門での日本のメダル獲得は12年ぶりとなる。
技能五輪国際大会は、1950年にスペインで始まった、さまざまな職種で技術を競う国際大会。2年に1度開催され、日本は1962年の第11回大会から参加している。第39回目となった今大会は、22年ぶり3回目の日本での開催となり、48ヵ国・約840人が参加し、48の職種で技の世界一を競った。
建築大工部門の競技内容は、「製図」「墨付」「加工」「組立」など。池田氏は「製図」「組み立て後の出来栄え」で高い評価を得た。
池田氏は、「練習では時間内に課題を完成させることが1回もできず、まずは『完成』を目標としていました。最後の組み立ては時間があったので多少調整する余裕もあり、1番早く完成できたので満足しています。銀メダルは、自分を支えてくれた多くの方に少しでも恩返しができたのならうれしい」とコメントしている。