(独)住宅金融支援機構は「民間住宅ローンの借換に関するアンケート調査」を実施、結果を発表した。
2007年10月に民間住宅ローンの借入をしている人を対象にインターネットによるアンケート調査を実施。うち、回答のあった1,019件を集計対象としたもの。
2006年4月から2007年10月までに借換をした480件に、借換による金利タイプや借入先の変化、借換理由などを聞いたほか、固定期間選択型の借入を継続している539件に対し、初回の金利見直し後の形態などを調査した。
民間住宅ローン借換者の主な借換理由は、「適用金利が上昇し、返済額が増加するから」が最も多く31.5%、ついで「金利の優遇幅や適用期間が魅力的だった」が25.4%となった。また、借換前後の金利差は、「2%超」と回答した件数が10%あったのに対し、「0.5%以下」が52.1%占めていることが明からになった。
また、借換先の変化では、「同一機関への借換」が59.3%、「他機関への借換」が40.7%であった。
固定金利選択型の借入者で、初回の金利見直し時期を迎えた者に金利見直し後の形態を問う質問では、「当初と同じ固定金利期間を設定」と回答した者が48.4%と半数近くを占め、「変動金利に移行」したものは26.5%であった。
なお、同調査の詳細は同機構ホームページを参照のこと。