不動産ニュース / その他

2007/12/11

施工ミス物件への対応経緯を公表/住友不

 住友不動産(株)はこのほど、2007年4月から販売を行なっている分譲マンション「グランドヒルズ三軒茶屋」(東京都世田谷区)で発覚した工事ミスによる購入者への対応経緯を公表した。

 同物件は、(株)竹中工務店施工により、06年10月に着工した鉄筋コンクリート造地上13階地下1階建て、総戸数311戸のマンション。07年4月にモデルルームをオープン、5月15日から契約を開始するスケジュールだったが、建物の一部でコンクリート強度が設計と比べ不足していることが判明した。強度不足があったのは、建物B棟1階の床・梁部のコンクリート打設工事で、コンクリートの設計基準強度を42N/平方ミリメートルとすべきところが、36N/平方ミリメートルのコンクリートで打設されていた。このため、36N/平方ミリメートルで構造計算を再実施。(株)都市居住評価センター構造性能評価委員会で構造変更に関する審査を経て、6月19日確認を再取得、その変更工事を実施した。

 同社は、強度不足が発覚した段階で、契約予定者に内容を説明したうえで売買契約締結を延期。変更建築確認取得後の6月22日から順次契約を行なった。なお、12月7日現在、全311戸中、112戸を契約している。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。