国土交通省は18日、耐震強度不足の住宅を設計した一級建築士19名に対し、12月10日付で懲戒処分を下したと発表した。
処分されたのは、(1)一(はじめ)建設(株)、(株)アーネストワンが分譲した戸建住宅の設計者11名、(2)(株)田村水落設計一級建築士事務所(5月14日付で登録取り消し処分)の水落光男一級建築士(3月14日付で免許取り消し処分)が構造計算を行なった物件の元請け設計者の一級建築士1名,(3)その他不適切な設計を行なった一級建築士7名の合計19名。
(1)では免許取り消し2名、残り9名が業務停止3ヵ月~12ヵ月、(2)は業務停止10ヵ月の処分、(3)は業務停止1ヵ月~6ヵ月となった。
なお、耐震強度偽装問題を契機にした建築士法の改正に伴い、処分建築士の氏名はすべて公表されている。