不動産ニュース / 開発・分譲

2007/12/26

「臨海副都心青海R区画」の事業予定者に決定/東京建物

ガラスカーテンウォールによる約90m角の立方体形状の建物(完成予想イメージパース)
ガラスカーテンウォールによる約90m角の立方体形状の建物(完成予想イメージパース)

 東京建物(株)は25日、東京都湾岸局主催の「臨海副都心青海R区画」(東京都江東区青海1-1-16)の進出事業者公募において、事業予定者に選定されたと発表した。

 「臨海副都心青海R区画」は、りんかい線「東京テレポート」駅徒歩5分、新交通ゆりかもめ「青海」駅徒歩5分の臨海副都心青海地区北側にある約3haの大規模な土地。
 同エリアは、近年、ゆりかもめの豊洲延伸や晴海通りの延伸部の全線開通により交通アクセスが拡大に向上しており、業務・商業・居住機能の高度集積が進むなど、年間4千万人以上が訪れる街としての発展が続いており、国際都市東京の顔として、さらなる発展・変貌を遂げていくことが期待されている。
 
 同社が提案した物件は、建築面積約1万5,000平方メートル、延床面積約16万6,000平方メートル、鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造、地上20階地下1階塔屋1階の事務所、店舗、多目的ホール、駐車場の複合施設となる。

 多目的ホールと屋外オープンスペースを一体的に活用し、「趣味」「地域文化」「パフォーミングアーツ」の3つを柱にした文化イベントを展開しつつ、趣味やライフスタイルにこだわりを持つ人をメインターゲットに、知的欲求や好奇心を満たす交流型商業施設を展開していく。
 また、1フロア約5,800平方メートルの専有面積を誇る大規模なオフィス空間の整備で、約1万人の昼間人口の創出により、新たな賑わいを生み出し、臨海副都心の発展に貢献するとしている。
 芝生の屋外オープンスペースや自然光溢れるアトリウム空間など、憩いの空間作りへの工夫もなされ、大規模な屋上緑化システムなど環境に配慮した施設計画により、CASBEEのランクSの達成もした。

 08年6月に土地売買契約を締結、09年9月に建設工事着工、12年3月の開業を予定している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。