(社)住宅生産団体連合会はこのたび、「住宅にかかる消費税についてのアンケート」の調査結果を発表した。
同アンケートは、総合住宅展示場とジャパンホーム&ビルディングショーへの来場者を対象にそれぞれ実施したもの。
住宅展示場来場者アンケートは、全国に所在する総合住宅展示場(29会場)において直接記入形式で実施したもので、調査期間は2007年4月28日~5月31日。回収枚数は2,628枚。
現在の税率(5%)に関する質問では、「負担を感じる」との回答が84.1%、「負担を感じない」が12.7%であった。
消費税の引上げについては、「そもそも住宅に消費税がかかるのはおかしい」、「住宅取得は特別で、現行の5%のままの方がよい」が82.8%と大多数を占める結果となった。なお、引き上げ容認は3.3%であった。
消費税が8%に引き上げられた場合、マイホーム計画に影響があるかの問いに対しては、「影響を受ける」が76.3%と、「受けない」の7.9%を大きく上回る結果となった。
ジャパンホーム&ビルディングショー来場者アンケートは、同イベントにおいて直接記入形式で実施したもので、調査期間は07年11月14日~11月16日。回収枚数は1,028枚。
住宅取得時に消費税が課税されることの認知度に対する問いでは、「知らなかった」が22.0%と、認知度が低いことが分かった。
住宅の消費税の引き上げに対しては、「反対」が77.4%と大多数を占めた。また、住宅の長寿命化(200年住宅)についての関心度は91.2%と、非常に高いことが分かった。